7月も半分を過ぎたのに、今年は梅雨真っ只中。
かれこれちょうど10年前の今日はすごく暑い日だった。
そんな2009年の7月19日、
チャリで遊んでてぶっ飛んだ。
意識もはっきりしてるし外傷もないから、
あんまり重症では無いと思ってたが、
歩けないから救急車をよんだ。
運ばれた病院で、
「即人工関節」
と言われた。
ステージ4の大腿骨頚部骨折だった。
骨盤に入り込んでる大腿骨の先っぽの丸いところがポッキリ折れて、
周りの毛細血管も切れて、とうていくっつかないであろう状態だった。
即人工関節はイヤなので、転院し、とりあえず固定してもらった。
半年松葉杖、2年もゴツイボルトで骨を固定した状態だった。
で、
「くっついた!」
しかし、血流が悪いから、部分的に骨が壊死した状態となってしまった。
進行していつ骨が潰れてもおかしくないと言われた。
毎年のMRIの結果は恐怖だった。
痛みはでたりだなかったりだが、確実に歩き方もおかしくなっていった。
でも、人工関節にならずに10年過ごせた。
で、その10年目の今年、
ケガした同じ場所で、また同じ遊びをしている。
あんな大ケガしたのに、いろんな人に迷惑かけたのに。
「バカは死ななきゃ治らないんやろうな」
「いや、死んでも治らんやろうな」
どうせ治らないんだから、自分のしたいことはして生きないとね。
さらに、欲も出てきた。
「ケガしたジャンプをもう一回飛びたい」
しかし、この年齢の10年という月日は酷なもので、
10年前にできたことが、ぜんぜんできない。
しかも、進歩がものすごく遅い。
もう飛べないかもしれないが、ぼちぼちやっていこうと思う。
「次の10年はどうなってるんやろか?」
まだチャリに乗って遊べてたらいいな。